不登校・非行・ひきこもり小学生の原因と対処法

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反抗期の子供は上手く愛情を求めることができず愛情不足を感じ自信を失い、不登校・非行・ひきこもりの原因となるのです。

不登校・非行・ひきこもり小学生の原因と対処法

不登校・非行・ひきこもり小学生の原因と対処法ですが、小学生時代は期間が長く、また心身共に発達が目覚ましいですので、3つの段階に分けて分析すると分かりやすいです。

例えば、小学1年生はまだ幼稚園が終わったばかりの甘えん坊です。いっぽう、もう小学6年生ともなれば親離れをして友達や同級生との関係が主になり、まったく違う特性を持ち始めます。

@小学生低学年(1・2年生)の不登校・非行・ひきこもりの原因と対処法

低学年ではさすがに「非行・ひきこもり」というものはありませんが、不登校は起こります。

要因は、幼稚園や保育園からの劇的な環境変化です。幼稚園や保育園では自由教育が中心で、時間枠もなく家族の送迎もありました。

しかし、小学生になればキッチリ時間割があり自由な行動は制限されるうえ、大勢での集団行動が必要になります。そうなると、自己主張が苦手な子供や気の弱い子供は、登校そのものに苦痛を感じるようになります。

さらに、母親から離れる時間が多くなり分離不安症も加わってきます。

対処法としては、玄関での送り迎えをなるべく多くしてあげる。登校前・帰宅後にコミュニケーションをしっかり取って話をたくさん聞いてあげ、不安を取り除いてあげることです。

A小学生中学年(3・4年生)の不登校・非行・ひきこもりの原因と対処法

小学生で中学年にもなると、いよいよ親離れも本格的に始まってきます。母親を離れて友達との世界を大切にするようになっていきます。

小学生中学年の特徴というと、知能や感受性が非常に高くなり始めます。同時に、運動能力や学習能力で周りの子供との差が出始めるので、その中で劣等感や優越感を強く感じるようになります。

優劣を強く感じるようになるので、自分の劣等感と同時に、劣っている他の人にも関心が強く向きます。そして、劣っている子供に対して残酷なまでに誹謗中傷をあびせます。

イジメ問題が深刻化してくるのが、この小学生中学年の時期なのです。

この時期では、先生であったり親のサポートが非常に重要になります。何でも良いので話をしっかり聞いて安心させてあげたり、テストや工作などで、少しでも良いところを見つけて褒めてあげる事が重要です。自尊心を育ててあげる必要があります。

それらを受けられない子供は、不安になり自信を無くし学校に行くのを嫌がるようになり、やがて不登校になります。

B小学生高学年(5・6年生)の不登校・非行・ひきこもりの原因と対処法

小学生でも高学年となると、とても知能が高くなり複雑な思考を持つようになります。しかし経験がまだ乏しいので、不安が多かったり少しの失敗で傷つきやすくなります。

いわゆる思春期の始まりになります。

友達関係が生活のすべてになり、同世代の中での自分の居場所をとても気にするようになります。どの集団の中で、どんな関係でいるべきか・・過剰なまでに気にします。

先生や友達・同級生からの叱責などが、とても強く影響をおよぼし、強い孤独感・劣等感を感じ、不登校の引き金になります。また、小学生高学年になると、反発心から暴力や犯罪的な非行に走ったり、ひきこもりになる子供も出てきます。

自立心がとても強くなってくるので、あまりベタベタ話しかけたり世話を焼き過ぎるのは禁物です。でも、まだ子供なので愛情は必要です。さりげない言葉をかけてください。返事は期待しなくて良いです

「あーしろ・こーしろ」という声掛けではなく、「ご飯できたよ」「オヤツあるよ」などちょっとした声掛けで良いのです。「信じてる・愛してる」という思いを込めて、ちょっとした声掛けを意識してみてください。

そしてもちろん3・4年生同様に、少しでも良いところを見つけて褒めてあげる事が重要なのは言うまでもありません。

学校や塾の成績でも、普段の生活習慣でも何でも良いので、何か他の人よりも少しでも優れているところを見つけて褒めてあげて、自尊心を持たせてあげる事が重要です。

以上、3つの段階をお話いたしましたが、不登校・非行・ひきこもり小学生の原因と対処法は、それぞれ条件も違いますし子供の個性も様々です。

それぞれに合わせた具体的な対処法を、体系的に学んでいくことが重要です。

>> 不登校・非行・ひきこもりの解決法を詳しく学びたい方はこちら

不登校・非行・ひきこもりから立ち直った子供のイメージ画像