不登校・非行・ひきこもり高校生の原因と対処法
不登校・非行・ひきこもり高校生の原因と対処法ですが、成人した大人の問題に近い状況になってきます。
義務教育が終わり、中学生時代とはまた違う思考を持つようになります。義務教育の場では、集団の中で自分がしっかり居場所を見つけないと生きていけない・・という強迫観念がありましたが、高校生では義務教育が終わると同時に、人間としても自分の世界を持つようになるため、自由な思考を持てるようになります。
高校生になり独立心がドンドン強くなり、自分の世界も持つようになるため、一人でいることに対して中学生時代ほど不安をいだかなくなります。
また、そもそも中学生時代に不登校や引きこもりの傾向があった子供は、高校進学そのものをしていない場合も多いので、不登校自体は、高校生ではそれほど多くはありません。
しかし、高校生はまだまだ多情多感な時期で、経験も乏しいため自信を失いがちです。大人の世界に触れることも多くなるため、失敗や社会の矛盾・ストレスも感じやすいのです。
そして、高校生の年代になってくると不登校よりもその後の非行や、ひきこもりの問題が深刻になってきます。「義務教育が終わったんだから良い」ということはもちろんなく、高校を辞めた・・進学を止めた・・ということならば、就職しないわけにはいきません。
「高校生を止めて引きこもりになったんだから就職なんて無理・・」と悲観しがちですが、意外とそうではない場合も多いです。
子供によっては、独立心旺盛で「子供じみた学校が嫌いでなじめない」という場合も多いので、思い切って何でもアルバイト感覚でさせてみるのも良いです。
無理に強制せず、「好きなことなんでもやって良いよ」という雰囲気を家庭内で作ってあげて、やってみさせることです。
今は幸いにして良い時代です。インターネットの世界ではビジネスチャンスがたくさんあります。どうせ引きこもりなんだったら、自分の部屋で出来るインターネットビジネスをさせれば良いのです。
例えば、ゲームが好きだったらゲームを作るプログラミングを学ばせて、ゲームソフトやスマホのアプリを作る仕事ができます。
他には、自分のブログやホームページに広告を貼って、楽天やヤフーショッピングの広告代理業をして報酬をもらうアフィリエイトというビジネスも出来ます。
あるいは、暴力や非行をするくらい元気がある子供は、建築関係の体を動かす仕事をやってみさせるのも良いです。過去に不登校・非行・ひきこもり高校生だった先輩もいるでしょうから、そういう先輩たちと接触するのはとても良いことです。
先輩としても自分の過去と重なるので、気持ちが分かり話を聞いてくれるし、可愛がってくれます。
高校生の世代ともなると、自分の価値観や世界をしっかり持っています。無理に高校生活を続けさせるよりも、そのほうが子供の人生にとって良い場合もあります。
もちろん、世間の常識からしたら「せめて高校くらいは卒業してほしい・・」と思う親御さんばかりだと思います。そして、子供本人も「高校も卒業できなかった自分はダメな人間」と将来思う時もあるでしょう。
だから、高校卒業を簡単にあきらめるのも、これもまたいけません。
まずは、高校生の独立心や本人の世界・価値観を尊重してあげることです。大人として扱ってあげることです。そのことによって少しずつ自信が芽生え、社会に交わろうと意欲がわいてきます。
でも、まだ親の愛情も必要ですし経験が乏しく失敗が多いので、親からの優しい声掛けが効いてきます。「ご飯できたよ」「お帰り」・・・さりげない挨拶も心に響くものです。
そして、「高校くらい卒業して」「良い大学に行きなさい」「良い会社に就職するために勉強しなさい」というプレッシャーや強要は、絶対にあたえないことです。お願いも要求も一切しないことです。
高校生は自分の価値観や世界観をもう持っているので、そういうことを言われるたびに「自分のことを分かってくれない」「愛されていない」と、不信感と反発心を持つだけになってしまいます。
「自分の好きな道に進めば良いよ」「迷ったら決まるまでじっくり考えれば良いよ」というくらいのスタンスでいてあげてください。
子供はそんな言葉からもちゃんと愛情を感じ取れるのです・・
では以上、ちょっとした例をお話しましたが、もっと体系的に、より具体的に原因や対処法を学ばれることをおすすめいたします。
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